立山黒部アルペンルートと黒部渓谷鉄道 2日目 黒部渓谷鉄道
2014年7月30日・31日
 今回紹介する主な行程
 7月30日
ホテル〜富山〜(南富山)〜岩峅寺〜南富山〜大学前〜富山〜宇奈月温泉〜欅平〜宇奈月温泉〜富山〜金沢〜(夜行バス)

 7月31日
(夜行バス)〜京王八王子〜高幡不動〜自宅最寄駅
 前日は立山黒部アルペンルートを散策してきたので、この日は南富山経由で岩峅寺まで往復後、富山市内電車「レトロ電車」に乗車し、黒部峡谷鉄道へ行ってきました。
 朝ゆっくりと起きた後は乗り潰しも兼ねて南富山経由で岩峅寺へ。乗車車両は元東急8590系(現富山地鉄17480系)。2ドア車が主流の中でのかつての首都圏で活躍していた通勤電車(4ドア)ということもあり、少し浮いた?存在でもあった。

4ドア車で不二越線・上滝線を楽しんだ後は、南富山へ。ここからレトロ電車に乗車して大学前へ。レトロ電車までは少し時間があったのでサントラムT102号車(トッキュウジャーラッピング車両)等を撮影していた。


 いよいよ時間になりレトロ電車に乗車。レトロ電車、水戸岡作品の一作品でありますが、懐かしさと木の温もりがコラボした作品となっています。また、富山地鉄市内線の通常の路面電車同様の運賃で乗車でき、非常に楽しみやすい電車で、最新鋭(サントラム、セントラム)にはない魅力があります。富山市内の風景を眺めながら一路大学前へ。レトロ電車、皆さんも富山に行ったときには是非乗車してみてはいかがでしょうか!

















 レトロ電車を大学前まで乗車した後は折り返しレトロ電車で富山駅前へ。富山駅では前から欲しかった鉄道コレクションドラえもんトラムを富山駅北口のオーバード・ホールで購入。富山駅北口を眺めつつ富山駅北口を楽しみました。また、せっかく富山に来たので、お昼はブラックラーメン。この日は大喜で食べる。昨日とは違い生卵入りのブラックラーメン。これはこれで美味しかった。

 富山からはこの日のメインである黒部峡谷鉄道へ。富山から宇奈月温泉までは富山地鉄特急で向かうが、今回は元京阪3000系2階席で移動。この車両、元京阪3000系(引退時は8000系30番台)に組み込まれていた二階建て車両で、初代京阪3000系引退で京阪からは廃車、この度富山地鉄へ譲渡された車両で、現在はサハ31として活躍しています。なお、二階建て車両、JR並びに大手私鉄以外では初めての車両になります。また、この二階建て車両が組み込まれていることで短いながらも京阪特急の貫録も伝わってきます。このサハ31形、観光特急を中心に活躍していますが、これからの富山地鉄のスターとして、更なる活躍を期待しています。二階席から富山県内や立山連峰を眺めて宇奈月へ。二階席だけあってか風景も良く、格別だった。途中、現在建設中の新黒部駅(北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅)も通過。開業が非常に待ち遠しいばかりである。


















 宇奈月からはいよいよ黒部渓谷鉄道で欅平へ。黒部渓谷鉄道、線路幅は762ミリと非常に狭く、またそこを走る電気機関車は当然小柄となるが、普段電気機関車が大柄に見えるためか、非常に小さく見えた。当然客車も小柄で、普通客車(オープン型)は遊園地のミニSL風と言っても過言ではなかった。宇奈月を発車していざ欅平へ。窓が無いこともあって、自然の風、涼しさを直で感じることができ、窓がないので景色も思う存分楽しむことができました。また、案内は富山県出身の室井滋さんの声での案内。室井滋さんの声を聞きながらの絶景鑑賞、また自然の風を感じながらの移動は格別そのものだった。また、途中駅では幾度となく対抗列車と交換。旅客列車だけではなく貨物列車・作業列車とのすれ違いも多く、眺めていても楽しかった。貨物列車、JRのようにコンテナ車なかったが、コンテナ車にはない魅力があり、「これから作業をしに行く!」雰囲気が伝わっていた。
 終点欅平駅では、駅前・欅平ビジターセンターを少々観光。欅平ビジターセンターでは立山の自然の素晴らしさ、険しさを少しではあるが伝わってきました。復路も同じく黒部峡谷鉄道に乗車。復路はリラックス客車に乗車。リラックス客車、屋根があり、また座席には背もたれがありと行きの普通客車よりも非常に快適で、直接自然の風を体感できないものの、多く金を払っただけの価値がある車両だった(休憩しながらの移動ができた)。なお、多数の魅力的な風景は都合により割愛させていただきます。詳しくは直接黒部峡谷鉄道に乗車して体感、鑑賞してみてはいかがでしょうか。

























 ちなみに今回乗車した黒部渓谷鉄道、こちらも前日乗車した立山黒部アルペンルート同様、黒部ダム建設工事のために開通した鉄道であり、現在は観光用としてトロッコ列車として今は運行中(絶景の連続)。前日同様、山奥での工事に感動しながら乗車していました。なお、冬季は豪雪のため運休。ちなみに作業員は約六時間かけて宇奈月駅から作業道を歩いての移動。それを考えるといかに黒部の冬の雪が凄いかを物語っているように思えました。また、黒部ダムがいかに自然の険しい場所に建設されて、また点検作業もいかに大変なのかを実感せずにはいられませんでした。
 黒部峡谷鉄道乗車後は少し時間があったので駅前の黒部川電気記念館を少し見学。ここでは黒部ダムの状況をより詳しく知ることができた。

宇奈月からは富山地方鉄道夕陽を見ながら来た道を戻る。なお、今回、富山地方鉄道を全線乗車したが、残念ながら元西武5000系レッドアロー(富山地方鉄道16010系)には乗車することができなかったが、次回富山に上陸したときは是非とも乗車したいと思いました。
 富山からは485系3000番台上沼垂色北越10号で金沢へ。485系3000番台上沼垂色、何気に今回が始めての乗車となる。思えば今まであまり縁のない?車両であるのか、「やっと乗れた…」気持ちなった。同時にこの北越号、来春のダイヤ改正で廃止が決定されており、普通に乗れるのもあと半年となった。こうやって残り乗れるのも限られた時間になってしまったが、このタイミングでなんとか乗ることができて良かったと思えました。北越号、残りあと半年となりましたが、最後まで何事もなく終わってほしいと思いました。同時に、485系3000番台の処遇も気にはなります。





 富山から金沢まで485系3000番台で移動したあとは、金沢からは北陸鉄道のAERO QUEENで八王子へ帰京。今回は渋谷経由で東京へ。北鉄のAERO QUEEN、今回初めての乗車で、非常にテンションが高く?あまり眠れませんでした(金沢から長野県投入までは起きていた)。バスは無事に渋谷マークシティ、中央道経由で終点京王八王子駅前に到着。京王八王子八王子駅からは京王線と多摩モノレールを乗り継いで自宅へ戻りました。



 今回立山黒部アルペンルートへ行ってきましたが、改めて黒部ダムの建設の工事過程の凄さ、大変さを認識することができました。また、あんな大自然の中に当時としてはハイテクかつ巨大なダムを建設したプロジェクトにはただただ脱帽するばかりです。黒部ダム、工事はかなり難工事だったとは思いますが、その工事があったからこそ、今日の電気社会があるといってもいいと思いました。
 乗車記録
 7月29日
自宅最寄駅〜立川北 多摩都市モノレール 1313
立川〜東京 中央特快 クハE232−18
東京〜長野 あさま505号 E715−1
長野〜湯田中 長野電鉄A特急スノーモンキー モハ2102
湯田中〜長野 長野電鉄A特急ゆけむり 1032
長野駅東口〜扇沢 アルピコ交通 ブルーリボン 長野 200 か 1116
扇沢〜黒部ダム 関西電力 303
黒部湖〜黒部平 立山黒部貫光黒部ケーブルカー 1
黒部平〜大観峰 立山黒部貫光ロープウェー 1
大観峰〜室堂 立山黒部貫光トロリーバス 8001
室堂〜美女平 立山黒部貫光 SELEGA 富山 230 あ 1431
美女平〜立山 立山黒部貫光立山ケーブルカー 1
立山〜電鉄富山 富山地方鉄道 モハ10039
地鉄ビル前〜富山駅前 富山地方鉄道市内線 1101C
富山駅前〜地鉄ビル前 富山地方鉄道市内線 8001

 7月30日
富山〜南富山〜岩峅寺 富山地方鉄道 モハ17483
岩峅寺〜南富山 富山地方鉄道 モハ17483
南富山駅前〜大学前 富山地方鉄道市内線 7022
大学前〜富山駅前 富山地方鉄道市内線 7022
電鉄富山〜宇奈月温泉 富山地方鉄道特急 サハ31
宇奈月〜欅平 黒部峡谷鉄道 ボハフ1171
欅平〜宇奈月 黒部峡谷鉄道 ボハ2804
宇奈月温泉〜電鉄富山 富山地方鉄道 モハ14765
富山〜金沢 北越10号 クハ481−3348
金沢駅東口〜京王八王子駅 北陸鉄道バス AERO QUEEN 39−846 金沢 200 か 378

 7月31日
京王八王子〜高幡不動 京王区急 9034
高幡不動〜自宅最寄駅 多摩都市モノレール 1316


1日目に戻る

立山黒部アルペンルートと黒部渓谷鉄道トップに戻る
旅行記・レポートトップに戻る
トップに戻る