KTR北近畿タンゴ鉄道
2015年3月26日
 今回紹介する主な行程
自宅最寄駅〜武蔵小杉〜菊名〜新横浜〜京都〜福知山〜宮津〜天橋立〜(観光)〜豊岡〜城崎温泉〜豊岡〜天橋立〜福知山〜新大阪〜東京〜自宅最寄駅
 2015年3月26日、2015年4月より京都丹後鉄道へ運営移管され、WILLERグループの一員となるKTR北近畿タンゴ鉄道へ行ってきました(正直WILLERは好きになれない)。なお、今回はこれを機に観光列車あおまつ、あかまつにも乗ってきました。
 自宅から新横浜を経由して京都まではひかり493号で移動。この日はG8編成が充当。この日は天気も良く、ひかり493号から見える富士山は非常に綺麗である。東海道新幹線から富士山を眺めることは、すっかり東海道新幹線の楽しみの一つになった。富士山を眺め、名古屋に停車し、関ヶ原を越え、京都へ。



京都では引退間近の381系くろしお(パノラマグリーン編成)も撮影できた。

 京都からはいよいよこの日のメインとなる。287系きのさき3号で福知山へ。287系、前回、はしだてで乗った時はわずか18分と非常に物足りず、「今度は北近畿まで!」とずっと思っていた。なかなか行く機会はなかったが、今回行ける運びとなり、今回改めて287系きのさきを楽しむことができた。287系グリーン車から眺める山陰本線、京都〜福知山間、前回は普通列車、しかも夜ということで風景が非常に新鮮に見えた。


















 福知山からはいよいよKTR北近畿タンゴ鉄道。天橋立まるごとフリーきっぷを購入。福知山から宮津までは「あおまつ」に乗車。また、この日は、団体臨時列車に「くろまつ」が充当。福知山ではくろまつとの並びも実現し、これは幸先の良いスタートであると実感せずにはいられなかった。あおまつ、くろまつですが、どちらも(「あかまつ」、「コミューター車両」も)水戸岡鋭治さんの作品であり、所々に個性が出ています。また、車内も木をベースに温もりある車内に仕上げ、その土地に合ったインテリアを施しており、何度乗ってもマンネリするどころか「また乗りたい!」と思わせてくれるものばかりです。福知山〜宮津間、本当に風景もですが、それ以上に車内の各所に目が向かいます。同時にあおまつだけではなく、くろまつの車内もふと気になりました。あおまつの時間は本当にすぐで、宮津で降りる際もまだ乗っていたいと思いました。ちなみに、このあおまつ、運賃だけで乗車できる非常に乗り得な車両でもあります。正直乗車整理券を取ってもいいくらいです。

















 宮津から天橋立までは、一区間ではあるが「あかまつ」に乗車、ちなみにあかまつは乗車整理券が必要である(あおまつで不要なので、一瞬「え?」と思いたくなるが、いざ乗ってみると取るだけの価値はあった)。宮津〜天橋立間、たった一区間だけであったが、海に車内にと非常に忙しく?有意義な時間を過ごすことができた。あかまつ、こちらはテーブル席だけではなくより観光列車の車内にふさわしいものだった。ちなみに、このあかまつ、乗車整理券不要のコミューター車両(水戸岡作品)が連結。このコミューター車両も個性があり、コミューター車両に乗るだけでも十分にKTR北近畿タンゴ鉄道を楽しめると思った。





















 天橋立に到着。せっかくなので二時間ほど観光することに、天橋立、2010年夏以来、実に約5年ぶりになる。まずは前回行けなかった天橋立ビューランドへ。天橋立ビューランド、上には遊園地があり、天橋立を眺めながら乗り物で遊ぶことができるができるというまさに天橋立のための遊園地と言ってもいい。また、山上の遊園地まではリフトかモノレールでの往復。天橋立を眺めながら、また、リフト或いはモノレールに乗ることもでき、一石二鳥な?往復となる。ビューランドから眺める天橋立は、傘松側からとはまた一味違っていたが、どちらからも、壮大な、「天に架かる橋」の絶景を眺めることができ、この風景を見て「天橋立に来てよかった!」とつくづく思ってしまう。また、今回も股のぞき(スターライトだけではない)をしたが、股のぞきをするからこそより天橋立の魅力がより引き立ちました。









また、時間があり、せっかくなので、前回同様、自転車で傘松(一の宮駅)側へ。また、復路は観光船で文殊側で戻る。天橋立の松林、平日ではあったものの丁度春休みということもあり、結構観光客の数も見受けられ、天橋立の人気を物語っていた。今回、春ということで風も少し冷たかったが、松林、の独特な風景に目を奪われつつのサイクリングとなった。ちなみに、前回は夏。真夏で海水浴客も多く見受けられらたことを思い出す。




 一の宮駅に着き、後はフェリーで戻るだけ。海から見える天橋立、松並木、どちらも船からでなければ眺めることができない風景で、高台から眺める天橋立とはまた一味違って見え、海からの天橋立もまたいい風景であると再認識しました。




 天橋立駅到着後は快速丹後路で豊岡へ。しかし、発車時間を勘違いしていたのか、駅に到着したときに列車は発車。仕方がないので天橋立でお昼を食べることとした。なお、今回のお昼ははしだてくじからラーメン。見た感じは富山のブラックラーメンにねぎを切って入れた感じで、どちらかというと濃いめ?なイメージのラーメンだった。味は良く、スープもラーメンとねぎ両方に合うスープだった。

 天橋立でラーメンを食べ、気を取り直した後は、KTR8000形はしだて5号で豊岡へ。パワフルな走りをするKTR8000形から天橋立をはじめとする沿線の各風景を楽しみながら一路豊岡へ。なお、途中久美浜からは快速列車に。しかし、この快適な車内でパワフルな走りで、快速の実感は湧かず、そのまま特急列車で走っている感覚でした。














 豊岡からは一区間だけ特急きのさき7号に乗車し、城崎温泉へ。城崎温泉、特急列車で行くということで、一区間であったがより旅行気分になった。城崎温泉、実に6年半ぶりとなる。



今回も駅前のさとの湯に入浴。さとの湯、駅前で、非常に便も良く(駅前も温泉街の雰囲気が漂い、駅前にいるだけで「城崎に来た!」と実感)、また、街はおとなしい雰囲気と、「また行きたい!」と思わせてくれる場所です。温泉で汗を流しリフレッシュした後は、少し時間があったので、今回は少し散策。前回は駅前だけだったのか、この風景を見ると、本当に「城崎に来た!」とつくづく実感。今回は日帰りですぐ帰らなければならないが、時間があるときはもっとゆっくりと散策したい場所でもあります。






 城崎温泉からは豊岡まで山陰本線。豊岡まではキハ47−1(トップナンバー)に乗車。
豊岡からは再びKTR北近畿タンゴ鉄道。沿線・日本海の夕日を楽しみながら天橋立へ。

天橋立からは381系はしだて10号で福知山へ。381系はしだて、国鉄型、また国鉄色ということで183系(元485系)を彷彿させるが、やはり381系(振り子式)となるとどうしても特別な存在に感じる。夜の天橋立〜福知山間を振り子列車に揺られながら移動しました。なお、今回使用した天橋立まるごとフリーきっぷは、特急列車(自由席)にも乗り放題。KTR8000形はもちろん、287系や381系にも乗れる。非常においしいきっぷでもある。やはり有料特急乗り放題、普通の乗り放題以上に魅力がある乗車券であると再認識できました。



 福知山からは381系こうのとり26号で新大阪へ。ちなみに北近畿系統で使用される381系、先程のはしだてもそうであるが、元々振り子装置を使用しないで運用、しかし、苦情が多く乗り心地向上のため再度使用することになった。ただ、そうなると地上設備も大幅な改造が必要となり、振り子装置を改造することとなった。そのため1000番台に改番されている。ちなみに振り幅は小さくなったものの、車体が傾いていることは体感でき、快適に新大阪まで移動できた。無事に新大阪まで到着。最後尾を撮ろうとするも、ヘッドマークは回送に変更され(過去に183系で乗った時もこうなった)、残念ながら撮ることはできなかった。




 新大阪からはのぞみ64号(最終)で東京へ。のぞみ64号、先日のダイヤ改正で最高速度が285km/hに引き上げられ、東京〜新大阪間の所要時間が3分短縮。また、列車の放送でも最高速度の引き上げたことが流れ、いかにJR東海がこのスピードアップに力を注いでいるかを実感せずにはいられないのと同時に、開業から半世紀以上経過した新幹線が現状で満足せず、これからどのように発展していくかも楽しみになりました。東京到着後は、JR中央線・自転車を乗り継いで自宅へ帰りました。









 今回、日帰りで北近畿へ行ってきましたが、北近畿の魅力を改めて実感できました。同時に、北近畿、大阪・京都からも遠くなく、機会がる時はまた行きたいと(今度は是非はまかぜに乗車)思います。ちなみに、日帰りの関西圏は今回が三回目。日帰り関西は体力も使いますが、また機会があるときに行ってみたいと思います(次はどこに行くのかな?)。
 乗車記録
自宅最寄駅〜武蔵小杉 南武線 モハE233−8002
武蔵小杉〜菊名 東急東横線 7309(東京メトロ車)
菊名〜新横浜 横浜線 E233系H008編成(車番未確認)
新横浜〜京都 ひかり493号 775−1008
京都〜福知山 きのさき3号 クモロハ286−7
福知山〜宮津 快速丹後あおまつ1号 KTR708
宮津〜天橋立 丹後あかまつ KTR702
天橋立〜豊岡 はしだて5号 KTR8013(久美浜から快速)
豊岡〜城崎温泉 きのさき7号 モハ286−2
城崎温泉〜豊岡 キハ47−1
豊岡〜天橋立 KTR801
天橋立〜福知山 はしだて10号 モハ381−1046
福知山〜新大阪 こうのとり26号 クロ381−1110
新大阪〜東京 のぞみ64号 775−5002
東京〜新宿 中央線快速 サハE233−22
新宿〜立川 中央特快 サハE233−41

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